インド・シナ半島住人

人生の半分以上を海外しかも東南アジア、インド・シナで暮らすパワルルおじさんの生活
おじさん、今はベトナムに住んでます

New!2006/10/21
更新

<史上最大の台風が来た?>

古い話となってしまった台風15号(台風シャンセン・ベトナム6号)。
「9月30日夕刻より10月2日早朝まで。」
俺の足掛け10年のダナン生活の中で最大級。
ほぼ50%の街路樹が倒れ、残った木々の葉はほとんど丸坊主。
街中が明るくなった。

<10月5日付ドックバオ新聞>  
10月3日午後、中央台風予防指導委員会、発表。
台風シャンセンにより中部では死者・行方不明者45名、家屋22万軒が
崩壊・破損・浸水、船370隻が破損し、被害額は10兆ドン(約740億円)に
上るという。
ダナン市は被害の最も大きかった地域で、22人が死亡、4人が行方不明、
61人が重症、8万3千軒の家屋が全壊・破損し、漁業用船舶320隻が破損、
2万本以上の樹木が倒れた。
ダナン市の被害総額は5兆290億ドン(約391億円)。
10月3日午後までにダナン市は410億ドン(約30億円)と米1,000トン、
インスタント・ラーメン100万個を支給され、住民や作業員、学校、病院などに
配布した。

目の当りにした台風。
トタン屋根は紙のように宙を舞い、建物のレンガ壁・塀は波打って倒れ、
鉄筋を組み込んでない柱の家屋は潰れ、強化ガラスでないビルの窓々は破れ、
軽量鉄骨造りの駐車場・工場は根こそぎ崩壊。
円柱以外の電柱は倒れ、どでかい街路樹が電線・通信回線を巻き込み倒壊。
その根が水道管を破損。
俺の家、4日4夜、インフラ全て駄目。
何処へも行けない・・・木々が道を塞いでいる。

インフラ回復までの民衆の協力体制。
目を見張る!
街中を塞いだ倒壊樹木のかたずけ、家々から出た廃品回収。
目の色変えて集める金属廃品・・・・金になる?
中学生、高校生、大学生、軍隊、町内会、企業人・・・・等々。
何処からか溢れ出て来たか小・中・大型トラック群。
全てを載せる、まさに人海戦術・・・そのもの。

しかし、家屋、塀等の修復・・・・。
この台風・・・教訓にしないのか?
また来たら・・・また潰れる・・・それで良い??

市内の住宅・街路・インフラは約2週間で修復完了。
今は何の不便も無く?元の生活。
一杯飲み屋群も平常営業・・・・お客スズナリ。

在ハノイ日本国大使館。
何の気兼ね!日本人の安否は気兼ねを介しては確認出来ない。
がんばりましょ〜。






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